キャンプ概要
Katsuiku Academyでは2019年の夏に2つの中高生向けの宿泊キャンプを行いました。こちらのページではそのうちの武蔵野で行われたサマーキャンプの概要を共有しております。
- テーマ:THE FUTURE OF WORK: 未来の社会で活躍するには?
- 日程:2019年8月19日-24日
- 人数:50名
- 対象:中学1年-高校3年
- 場所:武蔵野大学中学校・高等学校

スケジュール
下記のスケジュール表では主なワークショップをピックアップし、記載しております。下記のコンテンツに加えてBBQや花火などを含めた楽しい活動や地の利をいかしたアクティビティも実施されています。
午前 | 午後 | |
DAY 1 | オリエンテーション | グロースマインドセットを身につける |
DAY 2 | 未来の社会はどうなるのか? | 未来に向けて、今自分にできることとは? |
DAY 3 | 世界の変化を分析し、プレゼンを準備する | プレゼンスキルアップ講座 |
DAY 4 | チームの力を活かすには? | プレゼンの中間発表・フィードバック |
DAY 5 | プレゼンの最終準備 | 最終チームプレゼン |
DAY 6 | お互いへの感謝を伝える | 振り返り |
キャンプレポート:
上記のスケジュールの一日のハイライトをまとめたレポートを紹介しております。キャンプの雰囲気を共有できればと思います。
【Day 1: オリエンテーション:世界で活躍するマインドセット】
初日のオリエンテーションでは、今回のテーマ:世界で活躍するためのマインドセットと「自分らしさと&イキイキ」が共有されました。 また、最初の緊張をほぐすためにお互いの自己紹介・アイスブレークを行った後、参加者全員がより円滑にコミュニケーションがとれるようアクティビティとゲームを実施しました。
アイスブレーク後には早速、世界で活躍するためのスキルを身につけるアクティビティに取り組みました。体を動かし、頭を使うアクティビティを通じて人がどのようにして新しいスキルを身につけていくのかを体感し、キャンプを通して自分が身につけたいスキルを考えていきました。
夕飯後の時間では、キャンプを通して一日の振り返りを行う小グループ:アドバイザリーグループ(以下、Aグループ)での活動が始まりました 。Aグループの人数は各グループ4〜5名で、日中に活動するプロジェクトチームとは異なります。Aグループには各1名ファシリテーターが担当として付き添い、キャンプ期間中は何でもお互いに共有できる家族同様のグループとなります。何でも話せるAグループの雰囲気により、それぞれが素直な気持ちを伝えることができ、各自の小さな挑戦を共有する場になりました。

【Day 2:国立科学博物館とチームプロジェクト】
2日目は、全員で国立科学博物館に向かいました。今回はただ単に博物館に行き、展示を楽しむだけではなく、学校と博物館を往復する中で、どれだけの職業があるのかを探求するワークを行いました。プロジェクトチームごとに移動し、ワークに取り組み、どのチームが一番多く職業を探し当てられるのかを競い合いました。移動途中、各チームの経過報告が発表されるため、どのチームもバスや電車の外を見渡してどんな職業があるのか必死に探していました。
学校に戻ってきてからは、各チームがどれだけ職業を見つけられたのか発表が行われました。中にはこの短い時間の中で1,000を超える職業を見つけることができたチームもありました。このワークを通して、多くの参加者がこの世には色々な職業があること、そしてその方達に自分たちの生活が支えられていることを体感し、感謝の気持ちを感じていました。
その後はまたプロジェクトチームごとに集まって、プロジェクトについてメンバー同士が話し合いを行いました。いよいよ本格的になってきたプロジェクトですが、各チームがテーマを決め、どのように進めていくのか、まだまだ模索しながらの滑り出しでした。

【Day 3: プレゼンテーション準備とタレントショー】
すでに折り返し地点に入った3日目では、本格的にプレゼンテーションの最終準備へと取り掛かりました。3日目にはチーム内でのディスカッションの内容がより深みを増していました。テーマを決めるにあたって、各チームがペルソナと呼ばれる架空の人物を想定し、そのペルソナが遭遇するであろう具体的な課題や問題をよりリアリティをもって深堀りしていきました。その課題に対する解決策なども話し合い、最終プレゼンへの準備がさらに進んだ1日になりました。
そして夜は大盛り上がりのタレントショーが行われました!二人羽織や、お琴やバイオリン、トランペットの演奏、曲芸、コント、ダンス、なわとび、似顔絵、書道、茶道、個性的なパフォーマンスがたくさん行われ、笑顔の絶えない夜となりました!

【Day 4: ゲーム大会とチームプロジェクト】
4日目はゲーム大会が開催されました。最終発表に向けて3日間育んできたチームワークをより深めるために、チーム対抗戦でゲーム大会を行いました。学校内の教室を借りて、各部屋に配備されたファシリテーターのもとを回り、約10種類のゲームを全員で楽しみました。ゲーム中には大きな歓声があがり、チーム一丸となって楽しんでいる様子が伝わってきました。
その後は、5日目に行われる最終発表に向けてチームプロジェクトを行いました。最終発表では未来の社会で起こりうる問題を事前に予測し、設定したペルソナがどんな問題で悩み、どのように解決をしていくべきなのか、またその問題をなぜこのチームが話し合い、取り組んでいく必要があるのか、3日目よりもさらに深い議論に入っていきました。

【Day 5: 最終発表】
最終発表が予定されている中で、ラストスパートをかけた最終準備が午前中から始まりました。プレゼンテーションの方法がまだ確定していなく、焦っているグループや効果的な方法を模索しているグループ、どうすれば観客のみんなを楽しませることができるのか必死に考え、何度も発表の練習をしているグループなど、それぞれが最終発表に向けて真剣に向き合っている様子が伝わってきました。
最終プレゼンでは、テレビのニュース番組、演劇、パワーポイント、模造紙などを駆使して、どのチームもそれぞれの特色が色濃くでる個性豊かな発表を披露しました。プレゼン後はチームごとに振り返りを行い、このキャンプで成長したこと、学んだことや、これから活かしていきたいことなどをシェアしました。そして最後に今まで一緒に活動してきた仲間に心から感謝の気持ちを伝え合いました。
夕食後の夜の時間帯には花火が行われ、最終発表も終えてホッとした表情の参加者が仲間と一緒に過ごせる最後の夜を満喫していました。

【Day 6: 振り返り】
楽しかった時間はあっという間に過ぎ、最終日ではキャンプ全体の振り返りを行いました。この6日間で学んだこと、できるようになったこと、今後の抱負などをノートに書き出し、みんなで共有し合いました。
「誰かに優しくして欲しければ、まず自分から優しくしないといけないと気づいた」
「失敗は、無駄でも恥ずかしいことでもなく、自分の成長に不可欠なものだと気づいた」
「みんなの前で手を挙げて意見を言えるようになった」
「今までは一人で考え込んでしまうことが多かったが、多くの人に意見を求める大切さを学んだ」
解散直前には「6日間ありがとう!」と感謝の言葉が飛び合い、互いのTシャツにサインしたり、握手や抱きしめ合ったり、別れを惜しんでいました。

今後のキャンプに関して
Katsuiku Academyでは今後も中高生向けのサマーキャンプを実施していく予定です。今後のキャンプの詳細に関してはキャンプページをご覧ください。皆さんとキャンプでお会いできるのを楽しみにしています。
Next Education Awardという教育者を表彰するアワードを設立しました。
第一回目となるアワードに関する詳細を知りたい方は下記をご覧ください。