活育教育財団が主催している教育者を表彰する制度のNext Education Awardのトップ10 ファイナリストが決定いたしました。
12月募集が開始され、全国から数多くのご応募をいただきました。3月末まで選考を行った結果、ファイナリストの10名が決定いたしました。
5月1日には教育業界やビジネス業界で活躍されている審査員の方々をお招きし、トップ10 ファイナリストによるプレゼン大会及び授賞式が行われます。
コロナの状況もあり、関係者のみのイベントとなってしまいますがぜひファイナリストの方々の情報が気になる方は下記の詳細をご覧ください。
Next Education Awardとは?
Next Education Award(NEA)とは「今後世界が迎える課題を解決する人は現場から生まれる」という信念のもと、そのような子供を育む教育をしている教育者にスポットライトをあて、表彰する制度です。
各地で行われている素晴らしい教育活動をもっと世の中に知ってもらいたい!
面白い活動を行っている教育者同士がつながれる場所をつくりたい!
そんな想いを発端に活育教育財団では日本から世界へにもつながる教育アワードを目指して、第一回目の開催を実施しておりました。
Next Education Award: http://nexteducationaward.com/
イベント詳細
日程 | 2022年5月1日(日) |
場所 | 東京都内 |
内容 |
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トップ10ファイナリスト

石川麻衣子(一般社団法人Kids Code Club)
代表理事
プログラミング学習を通じた子どもの居場所づくりと学び合いのデザイン
プログラミング学習の機会提供を通じて、①子どもの居場所・交流・活躍の場の提供②21世紀型スキルと自己肯定感を育む機会の提供③親子のITへの苦手意識や不安の解消、の3点を掲げ、多様でグローバルなIT学習の機会をのべ4,000名以上の小中学生に無料で提供してきました。週に2回放課後の時間に開催している、教えないプログラミング教室「放課後プログラミングクラブ」では、プログラミング作品をつくりながら、子ども同士が教え合ったり、自由に発表をし合ったりする場を、バーチャル空間で無料で提供しています。
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石森和麿(アリストテレスの窓)
代表
オンラインで、自分らしく生きるための自信や思考力を身につける教育
私たちアリストテレスの窓は、「どんな社会でも自分らしく生きられる人間を育てる」ことを目指す対話型オンライン教室です。 リベラルアーツと呼ばれる古今東西の教養を楽しく身につけ、考える土台や好奇心を育みながら、さまざまな問に向き合い、対話を通して思考力や対話力を養っています。また、心理的安全性のあるクラス運営により、自分とは違う他者を認める器と、自己肯定感を育んでいます。

乾倫子 (一般財団法人日本ペップトーク普及協会)
大阪府公立小学校教員 指導教諭
一般財団法人日本ペップトーク普及協会 教育普及部副部長 ペップティーチャー代表
そのまんまの自分を大好きに 〜ペップトーク授業を通して〜
みなさんは、自分のそのまんまが大好きですか? 子どもたちにそのまんまで大好きだって伝えられていますか? 子どもたちは宝物です。 そして、それを取り巻く環境である私たち大人も宝物です。 そのまんまの自分を受け入れ、自己肯定感を育む取り組み。 『ペップトーク』のスキルと在り方を『ペップ授業』として全国の先生、子どもたちの笑顔のためにお伝えしています。 前向きな考え方、伝え方、言葉の力を学ぶ。 自分が自分でいい、そのまんまで大好きだといえる子どもたちや先生でいてほしい。 そんな想いで活動しています。

上田 佳美(Renia株式会社)
代表取締役社長
Kodomo Edu International School / レッジョ・アプローチ
私達が実践するレッジョ・アプローチは、子ども達の興味からプロジェクト学習に発展させます。つまり、認知能力だけでなく非認知能力も育む、STEAM型プロジェクト学習です。私達は、子ども達が園のドアを開けた瞬間から学びは始まっていると考え、朝の身支度や、悲しい時の感情のコントロールなど、1日を通して非認知能力を育める仕組みも作っています。思考力や集中力などの「個の力」だけではなく、交渉力や思いやりなどの「他者と関わる力」を育んでいるのが、私たちの実践の特徴です。

大池淳一(岡山県立倉敷鷲羽高等学校)
教諭
Society5.0の時代を生き抜く力を養う「ジレンマ克服型商品開発実習」
商業系学科を中心に実施されている商品開発実習は,学校と企業が1対1で行うものが基本であり,創造的な発想力や行動力を養成する教育として高く評価されている。現任校で実践する「こじまっちんぐ」は,異なる価値観を有する2社以上の事業者と協働するという要件を付け加えることで,Society5.0の時代で求められる板挟みや想定外に向き合う力が醸成が期待され,これを「ジレンマ克服型商品開発実習」と名付けた。この実践により変化が激しく予測困難で多様な価値観を有する社会を生き抜く地域人材の育成が期待される。

長村 裕 (福岡雙葉高等学校)
総合探究推進委員長
Social Business Practical Project ソーシャルビジネス実践プログラム
「SDGsネイティブと社会人が組んで社会課題解決プロジェクトを立ち上げ実践する」このプロジェクトは、「新しい社会の在り方を学校起点で変えていく」ことを目的としています。学校がプラットフォームとなることで、生徒は「プロから学ぶ」社会人は「SDGsネイティブから学ぶ」という構造が出来上がりました。そしてその融合により、これまでに光が当たらなかった社会課題を発見し、それに向けた解決策を一緒に考え実践しました。次のステップは地域の方々、保護者を巻き込んだ学校発進の地域社会変革を目指します。

黒井 憲(市立札幌開成中等教育学校)
教諭 IBDPコーディネーター
アニマドーレ
北海道の食農教育を充実させ、1次産業の活性化を担う人材を育成するために「アニマドーレ」が発足。参加者6名から始まったプロジェクトは、毎年30名以上の高校生が参加する札幌市公認の食農教育に成長。「種蒔きから収穫、そして食卓まで」をテーマに様々な業種のエキスパートたちが学びをデザインし、参加者は1年間、食や農について協働的・探究的に学ぶことができる。生産者と生活者をつなぎ、農の魅力を伝えられる新しい職業人「アニマドーレ」が誕生するその日を夢見て、毎年先進的な食農教育を生み出している。

高田裕行(東大和市立第二中学校)
研究主任
LEGOが地球を救う!? -「災害」をテーマに世界と地域の課題の同時解決を目指せ-
実践の目的は「①SDGsについて学びLEGOspikeを活用し、「防災」という視点から持続可能な社会を目指す」「②個人から学級や社会、世界へと発信の輪を広げ、オリジナルSDGs18番社会課題への無関心を失くす」の2つに設定。前半は外部人材からSDGsの学びを深め、その後地域課題把握のため100名の住民にアンケート調査。後半は、その課題を分析し、緊急性の高い課題として「災害」を選択。さらに企業訪問、福井大学との交流授業後に、LEDOで持続可能なまちを目指した。発表後、1年間交流してきたネパールの学生にも日本との共通課題である災害について学習成果を発信した。

牧野 優子(長野県飯田市立飯田西中学校)
家庭科講師
持続可能な社会に向けて自分にできることを考えよう
『消費生活・環境』の学習を「題材デザイン」。自分の消費行動の課題や自分たちを取り巻く環境問題から学習をスタートし、その解決を目指した授業を展開した。①題材をつらぬく学習テーマの設定、②自分の立場や責任を自覚する機会の設定③ 題材を通した学習記録の蓄積、④学びキーワードの活用、⑤自治体職員との連携など。 ⑥「消費生活・環境の学習のまとめ SDGsすごろく」の作成。

山内 佑輔(新渡戸文化学園)
プロジェクトデザイナー/VIVISTOP NITOBEチーフクルー
学校の中に、学校じゃない場所をつくる
新渡戸文化学園のクリエティブラーニングスペースVIVISTOP NITOBEにて「教室や教科、学年などの枠をなくし、教師も生徒も共につくり、共に学ぶ」をコンセプトに、授業や放課後のアップデートに取り組んでいます。土曜日は地域にもオープン。学校の枠を超えた地域の共創拠点としての機能も加え、「conviviality(自律共生)」な社会を目指しています。「好き」を仕事にする多様な大人を巻き込みながら、私はここで、こどもたちに寄り添い、新しいアイデアを一緒に生成する存在 として活動を編み続けています。
Next Education Awardという教育者を表彰するアワードを設立しました。
第一回目となるアワードに関する詳細を知りたい方は下記をご覧ください。