矢島美尋(やじま・よしひろ)

東京都立国際高等学校卒業(2021年6月時点)。生まれも育ちも日本、海外経験なしで 世界ランキング61位・全米5位 (2021ランキング) でアイビー・リーグの1校である米国ブラウン大学に 2021年8月より進学予定。知り合いの紹介をきっかけに、Katsuiku Academyが行う海外進学エッセイ指導を受講。
趣味はランニング、バドミントン、読書、歌を歌うこと

海外進学エッセイ指導・受講者インタビュー~矢島美尋さん~

海外留学を決意し、知人の紹介で Katsuiku Academy のエッセイ指導を受講したことをきっかけに 米国ブラウン大学 (Brown University) 合格を掴み取った矢島美尋さんに、インタビューを行いました。留学を決意した背景・環境や海外大学受験を通して学んだこと・成長したことなどを振り返りながらお話しいただきました。

海外進学についてだけでなく、受験や勉強そのものについての考え高校生活で学んだことなどについても示唆の多いインタビューとなりました。また併せてお父様からもお話を伺うことができました。ぜひお読みください。

もくじ
1: 経験が自分を作る:好奇心と創造力を育んだ環境
2: 何のために勉強するのか?:高校生活で変わった価値観、留学準備で向き合った英語学習
3: 入試は「大学ゼロ学期」:やりたいことが決まっていないことは、様々なことにチャレンジする心意気があること。将来はワクワクするもので社会に貢献したい
4: 保護者インタビュー:自主性を育む子育てのヒント

1. 経験が自分を作る:好奇心と創造力を育んだ環境

ー今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。小さなころ、美尋さんはどのような子どもでしたか?

美尋:幼少期から好奇心が旺盛だった一方、飽き性でしたね。小さい頃から両親が休日に外部のイベントや美術館・博物館で、恐竜、宇宙、科学、美術といった新たな世界を色々見せてくれました。その中でいろんな世界がある、世界の面白さを学んでいったと思います。

好奇心というところだと、最初は恐竜にハマって、母に言って秩父に化石掘りに連れて行ってもらったり、その近くの博物館の館長さんにいろいろ教えてもらったりしました。その後カメにもハマりました。小4の担任の先生が飼っていたクサガメに興味を持ってから、図書館・書店の本を読み込むなどして1年間調べまくりました。カメはサイズ・生態など本当に色々な種類があり、調べれば調べるほどハマっていったんです。知りたいと思ってどんどん動いていたら、図書館でカメに関して読んでいない本はないというところまでいきましたね。

また両親の方針として、おもちゃをなんでもかんでも買わないということがありました。そのため、友達は持っているのに欲しいおもちゃがなかったことはありましたが、そういう時は要らない広告やダンボールでおもちゃを作って遊んでいました。また、ゲームが家に無かったので、「仮想ゲーム機」という遊びもやっていました。ゲーム機役・仮想の画面内のプレイヤー役に、4歳上の兄と交互になって、ポケモンなどのゲームをやっていたんです。博士のところに行ってメインキャラクターをもらい、といったようなことを兄と2人でロールプレイして、眠くなるまでずっとやっていました。今となってはそういうところで、好奇心や創造力も育まれたように思っています。

あとはインプットだけでなく、新たな発見を家族にシェアするなどしてアウトプットも自然にしていました。興奮を共有したくて無意識にやっていることではありますが、これは学習したことを長期的な記憶にするという面で、今も役立っていると思っています。

好奇心やその高め方についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください:

ー美尋さんにとって自分を作った大事な経験はどのようなものだったのでしょうか?

美尋:高校のバドミントン部での部長兼キャプテンとしての経験をシェアしたいと思います。グループマネジメントについて考え取り組んだ経験でした。

実は中学でもバドミントン部でしたが、体育会系でほとんど部活優先で活動していました。中学校のバドミントンでは、小学生のときから始めていた子が大会で入賞することが多かったので、中学始めの生徒は入賞できないといった雰囲気がなんとなくありました。しかし、自分は中学始めだけれど、努力すれば絶対勝てると信じていたので一生懸命に練習しました。実際、努力を重ねた結果、大会で、早く始めた子に混じって上位に入賞できるようになりました。辛くても、もう一歩頑張って努力を積み重ねれば必ず実力がつくという経験、ある意味成功体験がここでできましたね。

努力を積み重ねればできると考える姿勢について知りたい方はこちらの記事をご覧ください:

ただ、こうした中学時代とは対照的に、進学した高校のバドミントン部はあまり盛んではなく、いろんなバックグラウンドの生徒がいて、部活に対する考え方も違いました。試合で勝ちたい・友達と一緒に楽しめればいい、など部員の目的が幅広かったんです。

自分は部長兼キャプテンとして、部長は部としての活動をマネジメントする・キャプテンは練習を組み立てたりする役どころで活動しましたが、みんなにバドミントンという競技の面白さを知って欲しかったので、最初は自分が中学でやってきたような体力的にきつい練習メニューを組み込んでいました。しかし、自分の価値観に基づいて部活を推し進めていたので、部員はうまくついてきませんでした。どう上手く部員をまとめるか試行錯誤の日々でしたが、部員と日々コミュニケーションを取り信頼関係を築いていたこともあり、次第に、皆の意見を求めて、もっと周りに頼ろうと考えるようになりました。

例えば、起こっていることや考えていることを家族や友達に話し、フィードバックを聞き、できる限り一人一人のニーズに合わせて活動や考えを切り替えるということをしていきました。すると、部長として考え方の選択肢やバリエーションが増えたり、判断に余裕ができたりしました。完璧にできた訳ではないですが少しずつ「バドミントンは楽しいものだ」という共通理解のもとに、1人ひとりがつながって部としてのまとまりが出てきた感じです。

練習メニューに工夫を凝らして、練習の負荷を数段階に分けたものを行ったり、練習をする中でどういう目的でやっているかなどを説明したりした結果、最終的に予選グループリーグで勝利しトーナメントに進むという戦績を残すことが出来ました。練習でも活気が出てきたり、声の出方などで雰囲気が良くなったり、皆の心意気が揃っていたからこそできたことだと感じています。

2. 何のために勉強するのか?:高校生活で変わった価値観、留学準備で向き合った英語学習

ー海外留学をしようと思ったきっかけはどのようなことでしたか?

美尋:小さいころから、両親に「大学は海外に行きなさい」と言われていました。両親は「多様性の中で実学的に学んでほしい」と思っていたようです。(*注:美尋さんインタビューに続くお父様へのインタビューをぜひお読みください)

中学では授業を楽しみながら受けたり、授業の復習や英語の自主勉強は毎日欠かさず行ったりはしていましたが、学ぶことの意義について深く考えたことはあまりありませんでした。国際高校に進学したのは、海外留学のために英語をしっかり学びたいと思ったからでした。

ただ、高校に進学した後、自習をしていく中で「自分は何のために勉強しているのか」「教科の本質的な意味とは」「各科目の醍醐味があるのではないか」と考え始めました。その中で、教科・科目について先生に疑問をぶつけたり、自分なりにこの教科にはこんな面白さがあるということに気づいたり意味づけをしたりしていたら、勉強がより楽しくなりました。

また高校生活そのもので価値観が変わったんです。高校入学前までは地元の公立校に通っていました。そのため幼稚園~中学校まで気の知れた仲間に囲まれて過ごしていましたが、同じ教育を受けていたこともあり、彼らの考え方や価値観がなんとなく自分と似ていました。

対照的に、国際高校には、そもそも東京の色々な所から通って来ている生徒たちがいるのに加えて帰国子女・外国籍の生徒やミックスの生徒がいて、「日本の価値観」ということで通じ合わないことが多い。「私はいいや」と言って行事に積極的に参加しない子がいることに、まずびっくりしました。「行事って皆普通は参加するものじゃないの?!」と思いましたね。しかし、お互いにコミュニケーションしていく中で、それは自分が当たり前とする価値観でそう思っているだけであって、その子の受けた教育では、「参加しない」と言う選択肢も感情や考えを大切にした立派な意思表現だったことなどが分かり、他の価値観に対する理解が深まったんです。

違う価値観に触れて、自分の価値観に気づけたし、異なる価値観を新たな視点として受け入れられるようになりました。きれいに語りましたが、実際は口論したりぶつかったりしながら、です。その後も信じられない!というようなことはありました。どんな価値観でもすぐ受け入れられるような寛大な心とは、自分はまだほど遠いと思っています 笑

こうした小さな異文化交流を高校で経験するなかで、「異文化や関わり合い、障害の中で学ぶものの価値」に気づくようになりました。親が言っていた「多様性の中で実学的に学ぶ」ということがまさにその価値ではないかと思い、実学的な教育を重視する大学の姿勢に惹かれたこともあって、米国大学への進学が自分に合った進路なのだと腑に落ちたんです。

ー留学準備の間に頑張ったこと、成長したと思うことなどあれば教えてください

美尋:一番大変だったことは、英語力を上げることでした。小学校の時から父と家で英語学習を進めていたので、リスニング・リーディングは意外とできました。ただやはり、国際高校の周りの帰国生はすごくて、彼らには歯が立たなかったんです。これは英語を積極的に使わないとダメだと思い、「帰国生たちを超す!」と思って英語学習を進めましたね。帰国生に「英語で話してくれない?」と頼めば話してくれたり、分からないところを教えてくれたりしたので、恥を捨てて全部吸収するつもりで、できることはなんでもやりました。次第に自分が英語を勉強している中で表現の幅を獲得しているなと思えると楽しくなり、英語の勉強がやがて趣味になりました。本を読んで単語を学び、ディスカッションや宿題で単語を使う、覚えた表現や単語で人とどんどん話す、というサイクルを作って、テスト対策というよりは英語力を高めるという実践をやり続けたら実力がついてきました。

先ほど話した「教科の意味・醍醐味」にもつながりますが、「英語という教科では”文化や考え方”を学んでいる」という価値を実感したんです。また、こうした価値に加えて、単純に新たな言語で人とコミュニケーションできるようになったことや、自分が成長できているということを実感して、英語の勉強が本当に楽しくなりました。TOEFL・SATの受験勉強は大変でしたが、こういう考え方をもとに普段から英語を勉強していたので、イヤイヤではなくむしろ楽しくでき、点数が上がらない時も充実した時間を過ごせたと思います。

ーKatsuiku Academyのエッセイ指導はいかがでしたか?

美尋:Katsuiku Academyのエッセイ指導は素晴らしかったです!もとから文章を書くのが好きだったので、自己理解をする作業と書く作業は、本当に楽しかったです。出願準備も最後の方は本当に忙しくバタバタしましたが、そんな時でも辛さは無かったです。

エッセイ準備を通して、セッションの中で、僕自身について、クリティカルな質問を投げかけてもらいました。書くのが好きなので、エッセイは普通に書けると思っていたのですが、いざ質問されると最初は対応できませんでした。そこを突いてくるんだというような質問が多々あり、自分と向き合って質問に答えると、エッセイが深まっていくことを感じました。

どこにフォーカスしたらいいかといった、自己表現の仕方も教えていただきました。また、過去の経験が、自分のいまを作っているということを改めて学びましたね。自分の性格を知るだけでなく、親が図鑑を買ってくれたり、博物館に連れて行ってくれたり、そういうことが今の好奇心旺盛な自分に影響していたんだと気付かされたんです。自分が当たり前だと思っていたことや価値観が過去の経験につながっていて、経験の大事さというものを、メンタリングを通じて実感できた指導でした。

自らのことをより深く知る重要性について知りたい方はこちらをご覧ください:

ー複数大学に合格した秘訣や対策・学習法について、教えてください

美尋:どの科目においても、本質的にその教科の意味や面白さを考えるというのを常に意識して学習していました。定期テスト対策自体は「頑張って勉強すること」で点数が伸びると思います。ただ、その科目で何を学んでいるかわからなければ、授業や学習が面白くないと思うんです。そして、何事も追求すれば全て面白いと思うんですよね。

だから自分は「この科目はこういうところが面白い」というのを意識して自習したり、「どうしてなんだろう?」と思ったら先生に質問したりして、各教科の面白みが分かるような勉強を積み重ねていきました。

たとえば国語。最初は国語=日本語なので、小さい頃は、日本人なのになぜ学ぶのだろうと思っていました。そんな中、高校の定期テストで、大学入試やセンター試験などの問題形式で出題されて、あまり点数が取れなかったことがありました。自分は文章をこれでもかと読み込んだのに、点数が取れなかった。先生に相談したら、国語では、文章を客観的に読解出来ているかでしか点数を測れない、と伝えられました。ただ、授業で文章を読んでいく中で、国語の本質は「客観的で機械的な読解ではなく、もっと自由な発想で文を好きに読み、正解なしに考えること」ではないかと考えるようになったんです。国語の先生もこうした点は理解しているものの、どうしても大学入試を意識したり時間が限られているため、自由な読解やそれに基づく討論をカリキュラムに取り込むのは難しいそうでした。そのため自分は、本には様々な考えや視点、アイデアがあり、国語を通してそれらを学んだり、哲学に反映させたりできるんだ、と意識しながら勉強するようになりました。

実際の留学準備におけるスケジュールは、父が気を配ってサポートしてくれていました。父が得意なエクセルで共にスケジュール表を作ってくれたので、それに従ってエッセイや必要書類といった留学準備を進め、余裕を持って取り組めましたね。

3. 入試は「大学ゼロ学期」:やりたいことが決まっていないことは、様々なことにチャレンジする心意気があること。将来はワクワクするもので社会に貢献したい

ー留学準備をいま振り返って、学んだこと、気付いたことは何ですか?

美尋:アメリカの大学入試自体が「大学ゼロ学期」だったことを感じています。アメリカの大学入試は、深い自己理解やマルチタスク能力などを評価します。こうした、アメリカの大学入試において重視される力は、社会においても必要な力だと思っていて、それをアメリカの大学は入試で受験生に試しているんだなあと感じました。

例えば、自己理解が出来ていないと他者理解はできなかったり、判断するときにブレたりすると思うんです。こうした自己理解の重要性に気づいてからは、普段の生活でも自己理解をするように心がけています。何か自分がモヤモヤすることがあった時、どうしてそう思ったのか考えるようにしています。頭が整理されてすっとするので、まとまった文章を書くことも自分では活用しています。また、セルフトークとして英語でぶつぶつ言って、人に伝える練習を無意識にしていることも多いですね。

ー留学前の今、取り組んでいることはありますか?

美尋:3月で高校を卒業したので、今は渡米する前の時間を、英語力を上げるため・アメリカの文化を学ぶための期間にしています。色々な分野の映像・本を英語のコンテンツで観たり読んだりし、全く知らないことを学んでいます。

その他には、高校のときには勉強・部活で年中忙しかったので、卒業してからピアノを独学しています。小説もずっと書いてみたかったので、この機会に短編を書いています。また、ブラウン大学の学生団体、Brown Effective Altruismが主催するプログラムにもオンラインで参加していて、どう効率的に慈善活動を行うかを考えています。

今までやりたいこともあったけれど、高校生だったから、教科の枠組みで深めていっていた。今は大学でのフレキシブルなカリキュラムに向けて、いろんなやりたいことに取り組んで、本当にワクワクしています。

ー大学ではどんなことを学んでいきたいと思いますか?将来はどのように活躍したいですか?

美尋:ブラウン大学は非常に自由なカリキュラムをとっていることもあり絶対これを学ぶと決めているものはないのですが、環境科学・人類学・考古学・文学・映像に興味があります。自分の得意なところにフォーカスするというより、文理幅広く学んでいきたいです。また留学のきっかけにもなった気持ちですが、多種多様な人たちとの関わり合いを大事にしていきたいと思っています。

将来に関してはまだ漠然としていますが、心のそこからワクワクすることをキャリアに出来たら、と思っています。また、どんな方法でも社会への貢献ができると思っているので、ワクワクするもので社会貢献したいです。

そう考えるようになったきっかけは、 高2で参加した「SAGE JAPAN CUP」です。SAGE JAPAN CUPはグループでビジネスモデルを考えるプログラムで、約1年間参加していました。僕のグループでは海洋プラスチックをテーマにオリジナルのエコバッグを作って、日常的に個人レベルで使えるようにというビジネスを考えました。ただのエコバッグではなくて小さくたためる「ミウラ折り」を活用した持ちやすいエコバッグです。残念ながらコロナ禍で実際にエコバッグを売ることはかないませんでしたが、その後高三の7月にオンラインで開催された大会では3位に入賞することができました。帰国生やミックスなど多様なメンバーのグループで学んだこと・アウトプットしたことが社会のためになるという活動自体が、新たな充実感に結びつきました。

オススメ記事:世界に貢献する仕事がしたいと思い、それを実現した福井さんのインタビュー記事はこちらです

ーいま美尋さんが必要だと感じているスキルは何でしょうか?なぜ必要だと感じていますか?

美尋:「行動力」です。考えたことを行動・活動につなげられるのが、インターネットというプラットフォームだと感じています。インターネットが普及する前は、大きな活動につながることはあまりなかったと思います。モヤモヤや感じたことを発信している人たちが同年代でもいて、感じたこと・考えたことを発信・実行しチャレンジしていけるかが学びにつながると思っているので、今後自分もどんどん行動しチャレンジしていきたいです。

ー今後留学や進学を考える中高生に向けて、一言メッセージをお願いします!

美尋:いま中高生で、「何を勉強したいの?」「何を専攻したいの?」と聞かれて答えるのに困ることがあるのではないでしょうか。自分も興味や専攻について考えることがいろいろ変わっていくので、そうしたことに対し小さな悩みを感じていました。

ただ、海外進学で専攻(major)を選ぶときに「未定(undecided)」が選べるように、中高生は興味が変わるもの、と次第に思えるようになりました。そしてそれは自分のやりたいことを試せる時期でもある。「将来絶対これをやりたい」ということがすでに決まっている子は多くはないと思うんです。

「やりたいことが決まっていない」と言えるのも、素晴らしいことだと思う。それは「見つけよう!」という心意気があるということだと思う。好奇心を絶やさずに、いろんなことにチャレンジしてほしい。いろんな世界を見ていってほしい。その中で、これ面白いなということや縁がつながっていくことがあると思います。お互い行動しチャレンジしていきましょう。


インタビューを通じて、美尋さんが留学に向けてだけでなく、勉強そのものや部活・普段の生活でも考え行動してきた様子がよくわかりました。これからのチャレンジも楽しみにしています!

4. 保護者インタビュー:自主性を育む子育てのヒント

今回は矢島美尋さんのお父様にも、子育てのヒントや海外進学のサポートについてお伺いすることができました。ぜひ併せて読んでいただけたらと思います。

ー美尋さんの子育てのモットーやお考えなどあればぜひ教えてください

お父様:モットーと言うほどのことではないですが、兄と美尋と2人子どもがいるので、公平に自由にということを意識してきました。

勉強面に関しては、自主的に取り組むこと・目的がわかること。家で勉強させることもポイントだったと思います。教科書の内容をやみくもに覚えるよりは、自分で疑問に思うことを考えて、理解し、教科書を超えて自分で調べる。勉強を趣味のように「面白い!」と思ってくれるといいなと思ってきました。

留学については、調べれば調べるほど、アメリカの大学は魅力的であると感じました。アメリカの大学は「勉強させること」を意識しているということを感じて、大学の授業環境としては最高と思って留学を勧めました。

また私自身が日本の学校で大学まで学び海外経験なく、国内製薬企業で働いていましたが、海外の取引が多く、自分の英語力に自信がない中現場で英語を使う機会はあり、社会・ビジネスのグローバル化を切実に感じました。子どもたちにはグローバル化に対応する人間になってほしいと思いましたね。

ー美尋さんが留学を決意され、準備の間、ご家族がされた支援や対応はどのようなものでしたか?また留学が決まったいまお父様が思われていることについてもぜひお知らせください

お父様:むしろ「何もしない」ということを意識していた部分はありました。自主的に取り組ませるために、見守っていました。ずっと学習塾に通わせていなかったのも、自覚して自主的にやることを重視したからです。

小さいうちは自分がなぜやっているかを理解するのは難しいですが、自らの意思で留学を決めると、留学のメリットや自分でわかってきたこと、希望などを聞いていき、対話によって留学の意義を深めることができたと思います。

勉強は長期的にやることなので、徹夜ではなく昼間の活動、普通の生活リズムで過ごすことも大事だと思っていました。その部分で受験生を特別扱いしないような環境にしていたと思います。

留学が決まった今は、大学での勉強をしっかりやってもらいたい。様々な友人を作り、繋がりの中で学んで欲しいと思っています。

ーKatsuiku Academyのエッセイ指導はいかがでしたか?

お父様:昨年8月からエッセイ指導でお世話になり、イメージしていたものとはいい意味で違いました。単なるエッセイの指導ではなく、まず自己分析から始め、自分のやりたいことをブラッシュアップして行く過程をものすごく大切にし、それからエッセイの作成に入るという指導を頂き、美尋が自分自身を見つめ直し、いろんなことを考えるようになりました。それによって、留学意志がより固まってきたように思いました。その間の成長はすごかったと思っています。

Katsuiku Academyのミッションで「社会とともにイキイキと生き続ける力を引き出す」とありますが、引き出していただくこと自体が良かったと感じています。美尋が成長していく姿・エッセイ内容の変化を見て、素晴らしい教育方法だと感じています。

ーこれから子供達に求められる力・能力、世界で活躍するために求められることはどんなことだと思われますか?

お父様:英語力。ただの「英語が使える人」ではなく、全人的にいろいろなことができる。そのうえで英語ができることが理想。

グローバル化においては、生まれた国のアイデンティティも大事だと思います。自分は「日本人」であることを人に言えることが大事。美尋の場合は高校まで留学せず地元の学校に通わせ、日本人としてアイデンティティを保ったことも良かったと思います。

ー今のうちにしておいた方がよいことなど、中高生保護者へのアドバイスをぜひお願いします

お父様:留学を考える際には、ただ単に留学することだけでなくしっかり意義を持つことが大切だと思います。自分自身を見つめる・考えを引き出すなかで「なぜ留学するのか」を言語化することが重要だと思います。

また留学では課外活動が重視されます。日本の学校では、クラブ活動・部活動が充実しているので、活動に自信を持って、エッセイや課外活動でアピールできるようにしっかり取り組めるといいと思います。

留学をと考えると、長期戦になるし、勉強はそもそも子どもはやりたくないことだと思います。大変だと思ってどんどんやらせる、というよりも、楽しく希望を持った環境にするのが親のできること。学校選びについては、日本にいる中でU.S. Newsや大学ホームページを徹底的に調べあげ、カリキュラムや活動・大学の特色を点数化して、総合的に判断できる一覧をエクセル表で私が準備しました。それを美尋と見て、志望校を選びました。場所や校舎なども調べて、こんなところにあるんだなどと楽しんで準備していました。

勉強については、日本は高校まではトップレベルだと思っています。ただどうしても英語は、普通の学校の授業だけでは厳しいことも理解しています。うちの場合は、英語は市販教材を利用して小学校から一緒に勉強しました。なるべく若い頃からやったほうがいい。いずれ留学をと思っているのだったら、早めに取り組まれることをおすすめします。

Katsuiku Academyの海外進学エッセイ指導については、下記リンク先より詳細が確認いただけます。ぜひご確認ください。