藤原 拓海

本郷高等学校2年生(2020年6月時点)。Katsuiku Academyが行った2018年度夏・鴨川サマーキャンプ2019年度夏・ 千葉サマーキャンプに参加。キャンプに参加したことをきっかけに、United World College (UWC)への受験を決意。カナダにあるPEARSON COLLEGE UWCに2020年に合格し、同年8月からカナダに留学予定。

Katsuikuキャンプ参加者インタビュー① 【藤原拓海さん

Katsuiku Academyのキャンプに参加したことをきっかけに海外留学を決意し、United World College(UWC)の合格を掴み取った藤原拓海さんにインタビューをしました。キャンプやUWCの受験を通して学んだこと、成長したことを赤裸々に語っていただきました。

Katsuikuキャンプとは

Katsuiku Academyのキャンプの特徴は、「グローバルに活躍する為の第一歩:イキイキと生き続ける力を育む力」を身に着けることができる点です。

グローバルに活躍するには、自分の事をよく知り、その上で他者の事を知り、理解し合いながら協同して物事に取り組み続ける力が必要です。

キャンプではデザイン思考やシステム思考などを用いた世界トップの学校や企業でも使われているツールを実践していきます。

キャンプを通して「自らが目指したいビジョンを明確に作る」「異なる視点を受け入れながら周りと協働する」「周りを惹きつけ、効果的に周りにアイデアを発信する」ことができるようになります。

United World College(UWC)とは

世界各国から選抜された高校生を受け入れ、教育を通じて国際感覚豊かな人材を養成することを目的とする国際的な民間教育機関です。現在までに、イギリス、カナダ、アメリカ等世界各国にカレッジ(高校)が開校され日本から 600名超が派遣されています。

UWC でのカリキュラムは、国際バカロレア(International Baccalaureate= 通称 IB)に則っており、 IB のプログラムは、主要科目(言語、社会科学、自然科学、数学、選択科目)のみならず、一般教養や卒業論文、社会奉仕活動など、学業だけに片寄らない、バランスのとれた学生を育成することを目的としています。詳細はこちら

Katsuiku Academyのキャンプに参加しようと思ったきっかけについて教えてください。

藤原:キャンプに参加する前は、自分が将来何をしたいのか、何を学びたいのかはっきり分からず悶々としていました。また自分はいつも周囲の評価や他人からどう見られるかばかりを気にしていて、他者の視点で行動するという癖がついていました。そのような中で、「自分は一体何者なんだろう、本当の自分をさらけ出せていない」という想いが強くなりました。

そんな時に、母の友人からKatsuiku Academyのキャンプを教えてもらい、ここなら何か答えが見つかるのではないかと期待して参加しました。

Katsuiku Academyのキャンプに参加して良かったことは何でしょうか?

藤原: 最初に参加した2018年のキャンプはまさに人生の転機となりました。一番良かったことは「ありのままの自分」に向き合えたことです。

僕は強がりで、弱みを隠して自分を大きく見せようとする傾向がありました。 しかしこのキャンプに参加して出会った仲間達が自分の弱さをさらけ出している姿を見て、心から感動したんです。

今までずっと弱さを見せることは恥ずかしいことだと思っていました。しかし弱さを見せられることは、逆にかっこいいとその時感じたんです。「自分ももっとありのままの姿でいよう、弱さも何かも見せられるようになろう」と意識することができました。また今後「みんなが安心して弱さを見せられる環境を作りたい」と夢を持つこともできました。

キャンプを通して今まで自分を覆っていた殻がやぶれて、心から笑えるようになりました。本当に参加して良かったと思っています。

キャンプを通して学んだ傾聴力と挑戦力

Katsuiku Academyのキャンプで学んだこと、気付いたこと、成長できたと思うことは何ですか?

藤原:2018年に参加した時に学んだことは、「傾聴力」の大切さです。今までリーダーというのは、先頭に立って、チームをひっぱることだと思っていました。しかし、キャンプのディスカッションで自分がリードしたときに、中々メンバーから意見やアイディアを引き出すことができませんでした。

そんな時にキャンプ参加者の一人がグループメンバーの話を一人ずつ丁寧に聞いていくことで、ディスカッションを活性化させているのを目にしました。リーダーの在り方として、みんなを引っ張るだけでなく、傾聴して、意見やアイディアを引き出していくという在り方があることを学びました。

2019年に参加した時に学んだことは、「Just show up(とりあえずやってみろ!)」です。元々完璧主義の傾向があるので、何事も初めから完璧にしたいと思ってしまうんです。なのでキャンプ序盤は、最後に行うプレゼンテーションは「完璧にしたい」というプレッシャーで、全くアイディアがでてこず、行き詰まっていました。

しかし、そんな時に、「Just show up」という言葉を知り、「とりあえずやってみて、フィードバックをたくさん受けて、改善していけばいい!」というマインドに切り替えることができました。

そのおかげで、アイディアがどんどんでてきて前に進むことができました。この「Just show up」は今の自分の指針になっていて、「とりあえず何でも挑戦しよう!なんとかなる!」というマインドを持てるようになりました。

多様性にあふれた社会の実現へ

Katasuiku Academyのキャンプ参加後にUWCの受験を決意したのはなぜですか?

藤原:決意した理由は「多様性をリアルに感じたい」と思ったからです。キャンプ参加後に多様性について深く考えるようになりました。多様な文化の中に自分の身をおいて、自分自身が多様性をどう感じるのか、それがどんなものなのかをリアルに感じてみたいと強く思うようになったんです。

カナダのPearson Collegeは世界80ヵ国以上の人が集まってくる学校なので、様々なバックグラウンドを持つ人達と話す中で、自分自身を深堀りしていきたいと思っています。

僕がそう思うようになったのも、キャンプの中で多くの人と話す中でどんどん新しい自分と出会えたからです。そして、ありのままでいられることがとても楽しく、自分自身がイキイキしているなと感じられたからです。世界中の人々が、どんなバックグラウンドを持っていたとしても、その人らしく生きられる多様性にあふれる社会を作っていきたいと思っています。

海外留学受験を通して自分自身と向かい合う

実際にUWCの受験を決意して、どうでしたか?頑張ったこと、辛かったこと、成長したことなどあれば教えてください。

藤原:UWCの受験を通して良かったことは2つあります。1つ目は、自分自身のことを深く知ることができたということです。UWCを受験する際に、エッセイを書く必要があるのですが、かつてないほど自分と向かい合いました。エッセイを書くにあたって、自己分析を続けた結果、ノート9冊分になりました。

過去を振り返って行くときに、「自分は本当は何がしたいんだろう」と悩みに悩みました。早くエッセイを書いて仕上げたいのに、全然いいものが書けない。そのジレンマに苦しめられました。しかし、逃げずに自分と向き合ったからこそ、納得のいくエッセイを書くことができました。

2つ目は、コンフォートゾーンを突破できた経験です。UWCの二次審査では、5分間のプレゼンテーションをしなくてはいけなかったのですが、準備が間に合っておらず、28時間前にも関わらず、原稿すら用意できていない状況でした。

その時に、どうしていいか分からず父に電話をかけたんです。今の不安や怖さを包み隠さず全て打ち明けました。父と話していく中で「自分は今逃げようとしていること、完璧な状態でなくてはならないと思い込んでいること」に自ら気付きました。

その時に思い出したのは、「Just show up」という言葉と弱さをさらけ出す大切さです。時間がなくても、最後の最後まであきらめることなく、全力を尽くし、かっこつけることなく、弱い自分も含めてありのままの自分を見せようと決意することができました。

二次審査が終わって自分自身がこの審査を楽しめたこと、話している自分がイキイキしていたことに気付きました。完璧な自分ではなくてはいけないという自分を縛っていた枠から飛び出すことができた貴重な体験でした。

どんなことにもチャレンジ!!失敗は自己責任

色々な事に挑戦できた背景には何があるのでしょうか?

藤原:両親の影響が大きいと思います。両親は、自分がやりたいと思うことは何でも挑戦させてくれました。「どんどん挑戦して、どんどん失敗しろ!ただし、失敗は自己責任。」がモットーでしたね。ただその挑戦は、無条件ということではなく、両親を説得させるということが前提でした。

例えば僕が中学生の時に、「オーストラリアに行きたい!」と話した時、両親は僕にプレゼンさせるんです。「なんで行きたいと思うのか?どうしていく必要があるのか?行くことで何を学べるのか?」。

僕のプレゼンでしっかりと説得できれば、両親はいつでも応援してくれました。UWCの受験も含めて、自分の意思や決意を尊重してくれる両親には心から感謝しています。

Katsuiku Academyのキャンプを検討している中高生向けて一言お願いします。

藤原:絶対に行くしかない!!自分を大きく成長させてくれる一生の仲間に出会えます。Katsuiku Academyのキャンプは自分にとって間違いなく人生の転機になりました。このキャンプに参加していなかったら絶対にUWCへの挑戦はできていなかったと思います!!

インタビュー後記

Katsuiku Academyのキャンプを通して大きく変わったという藤原拓海さん。普段から自身を内省し、キャンプではスタッフや仲間達から大いに学び、キャンプが終わってからもあきらめることなく挑戦を続けていました。特にUWCの受験を通して自分の弱さと向き合い、最後まで粘り強く取り組んだその姿勢に多くの人が勇気づけられました。「多様性にあふれる社会を実現し、どんな人でも自分らしい人生を歩める社会を作りたい」と熱く語ってくれた藤原拓海さん。今後の活躍を期待しています。ありがとうございました。