2022年8月3日〜8月5日の3日間、東京都千代田区にあるLIFULL TableにてKatsuiku グローバルキャンプを行いました。今回のキャンプは、活育教育財団(以下活育)にとって約3年ぶりであり、コロナ禍の影響で日帰りのものとなりましたが、全国から約20名の高校生が参加し、お互いに刺激を与え合いました。

テーマ:AO入試&海外進学

今回のキャンプは高校1年生〜3年生を対象とし、「海外進学の基礎とエッセイの書き方:AO入試にも活用できるマインドセットづくり」というテーマで行いました。参加者はエッセイの書き方はもちろん、書くまでのプロセスや自己理解、互いに協力しながら質を上げていくことの大切さを自ら吸収していました。

Day1

緊張と不安からのスタート

キャンプ初日は、初めての仲間との出会いに緊張をしている参加者も多くみられました。自分から一歩踏み出して会話をしたり、発言したりすることに不安を感じているようにも見えました。しかし、最初のアイスブレイクで自己紹介ゲームなどを通して声を出し、みんなで楽しむ中で、少しづつ緊張が解けていきました。

目標と挑戦

アイスブレイク後のアクティビティとして、3日間を通して自分は何を経験したいのか/何をしたいのかについて考え、アイデア出しを行いました。そしてお互いに共有し、自分の考えを相手にシェアすることで、改めてキャンプに参加した目的を参加者それぞれが明確にしました。中でも、「自分の殻を破りたい」「新しい自分を発見したい」という声が多く聞かれました。

自己理解を深める第一歩へ

エッセイを書き始める前の段階として、自己理解を深めるアクティビティを行いました。「イキイキ生きるには?」「自分はどんな人になりたい?」「世界にどう貢献したい?」という質問に対しそれぞれがブレインストーミングを行い、シェア+質問をし合いました。

その中で、自分から積極的に発言をすることや、みんなの前で発言をすることも全てPractice(練習)が大切であるいう共通認識を持ち3日間のキャンプを通して何をPracriceしたいか、また逆に意識して辞めたいこと(意識して辞めたいPractice)は何かについて考えました。

参加者の皆さんが自分自身の本音や心の中に秘めた考え・思いに向き合い、アウトプットする姿は、恥ずかしさや不安を吹き飛ばそうと葛藤しているようにも見えました。

初日を振り返って

1日4時間のキャンプは長いようでとても短く、初日はあっという間に時間が過ぎて行きました。残り2日間に向けて、今日できたこと、できなかったこと、そして明日挑戦したいことを考えました。

初日はまだ少し一人一人が一歩踏み出せずにいるようにも見えましたが、集った仲間と共にコミュニケーションを取る中で、笑顔が増えていきました。

Day2

恥を捨てよう!

2日目の最初は、集合時間よりも少し早く来場し、ボールを使ってジャグリングを練習しながらファシリテーターや参加者同士で話をしたり、質問をし合う姿が印象的でした。また、自分の殻を破るためにまずは「恥を捨てよう」とアイスブレイクでは全員で全力でダンスを踊り、笑い声と達成感で溢れていました。

自分ってどんな人?

エッセイを書くうえで、

「私は誰?どんな人?」「どうして私はここにいるの?」「私はどんな風にユニークなの?」「私にとって大切なことって?」 

という4つの大きなテーマに答えられることを目標に、自己理解を深める活動を行いました。

自分に関するマインドマップを実際に作成し、グループ内でインタビューをし合いました。お散歩をしながら、公演のベンチに座りながら…それぞれのグループが自由な場所・スタイルで行動し、リラックスしながら自分について語る姿、また互いに理解を深め合う姿は、1日目の緊張感を忘れさせるほど和やかで、笑顔が溢れていました。

実際にPractice! 

とにかく書いてみよう!と1日目と2日目前半で行ったアクティビティをもとに実際に5センテンスのエッセイを作成しました。「質より量」を重視し、たくさん書くことの大切さを学びました。その学びの一環として、紙飛行機ゲームを行いました。ゲームを通じて、知らない間に自分で思い込んでいたこと、見えていなかったこと、気が付かなかったことに気がつき、また考えるより実際に作って飛ばしてみること(行動してみること)の大切さを実感しました。

Day3

自分から行動する姿勢

3日目は1日目・2日目以上に参加者が積極的に話しかけたり、発言したりとコミュニケーションをとる姿が印象的でした。実際に書いたエッセイをファシリテーターに持っていきフィードバックをもらったり、質問をしにいったりもしていました。

自分にとって大切な価値観とは

どんなエッセイのテーマでも大切になる、”自分の価値観を自分で理解する”ため、自分が大切にする価値観を書き出し、グループ内で質問をし合いながら順位をつけて行きました。このアクティビティでは

「考えがまとまっていなくても言葉にすることで初めて理解できるものがあるのだと感じた」「お互いの意外なところや隠れた才能を知ると共に、仲間意識が上がった」

などの声がありました。

大学生との交流

参加者からの提案で、今回、ファシリテーターとして参加していた大学生に対し、自由に質問や話ができる時間が作られました。受験で失敗したことや後悔したこと、やっておいたほうがいいことなどを自由に話し合っていました。

エッセイ作成

実際に大学受験で使われているテーマを使用し、5センテンスのエッセイを作成しました。書いたエッセイに対して全員で感じたことや思ったことをフィードバックし合い、書くだけでなく、エッセイに対してそれぞれが意見を言う練習にもなりました。

修了の時間&振り返り

最後は、参加者から自らアイデアを提案+状況に合わせて柔軟に変更がなされ、全員の背中に紙を貼り、メッセージを書き合いました。

「そんなところを周りの人は見てくれていたんだなと感じた」「みんなのメッセージに勇気づけられた」

などの声が聞こえてきました。

3日間のキャンプを振り返って

今回はAO入試と海外進学どちらにも共通する大事なマインドセットを身につけることを大切にしていました。参加者の中には明確に進路が決まっていないけれど、自分の世界観を広げるために参加している人も見られました。

参加者からは、キャンプでの自分にとって一番大切な学び・気づきとして

「同じ目標や夢を持った仲間と出会うことの大切さ!積極的に行くことで気付けることがあること」「どんな事でもPRACTICE、みんなと意見をシェアすることは大事」「自己理解することがエッセイのひとつの大事なポイント」

などの声が聞かれました。

また、

「こんなにイキイキワクワクな刺激的な経験は今まで生きてきた中で初めてです!!」「このキャンプは今までの自分の概念を大きく変えてくれました。」

といった言葉や、今回の経験をふまえて、

「失敗するから、という前提で物事に挑戦しないこと。結果がどうであれ、しっかりぶつかる。」「できれば泊まりでやりたい」「もう少し長い日数でやりたい」

などたくさんの声があがりました。

3日間はとてもあっという間であり、参加者それぞれがぶつかった壁、挑戦したこと、一歩踏み出せたこと・踏み出しきれなかったこと、たくさんあるのではないかと思います。私自身、ファシリテーターとして関わった中で、自分の居場所を探っているような緊張感溢れる初日から、まずは行動してみる、やってみよう!と変化していく参加者の姿勢に勇気づけられました。印象的な場面はたくさんありますが、全て、些細なアクティビティに見えて、仲間と協力し、お互いを理解し合う、また、自分が気が付かなかった視点や思い込みに気がついていく発見や驚きはこのキャンプに関わったからこそ感じられる特別な感覚なのではないかと感じています。そして、ファシリテーターと参加者という立場を超え、自分について語り合い、刺激を与え合える場の魅力を改めて噛み締めることができました。

最後に、参加者の皆さんがこの3日間で出会った新しい仲間と新しい自分に対し、今後の人生・生活においてかけがえのない経験と出会いとなり、よりイキイキと自分らしく生きるための一助になることを心より願っています。