今まで経験したことがないことに新たに挑戦する時、「上手くいくはずがない」「失敗するかもしれない」と自信が持てず、行動することに躊躇したことはありませんか?

せっかくきたチャンスにも関わらず、「自分には絶対に無理、できない」と思い込んでチャンスを棒に振ってしまったことはありませんか?

「自分に自信なんて持てない」と思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか。

今回は、自分に自信がない状態を克服し、自分に自信を持つ方法を含めて自信について紹介したいと思います。

目次
1:自信の意味とは?自分に自信がないことの根本原因
2:根拠のない自信を持つためには?科学的な自信のつけ方
2-1自信の付け方①:小さな成功体験を積み重ねる
2-2自信の付け方②:必要な知識やスキルを身につけ
2-3自信の付け方③:理想の未来を思い描く
3:自信は本当に必要なものなのか
4:まとめ

1:自信の意味とは?自分に自信がないことの根本原因

「自信」とは広辞苑によると「自分の能力・価値や自分の言行の正しさなどをみずから信じること。また、その気持ち。」と定義されています。

自分が自身の能力や価値を信じられるかどうか、つまり「思い込み」です。

しかし多くの人は、自信の「根拠」を求めます。

成績優秀であること、人間関係が良好であること、お金持ちであること、人より秀でた才能や能力があること、人気があること、顔やスタイルが良いことなどです。

この根拠となる多くの物差しが「他者からの評価」です。

他者と比べて何か優れていること、他者からいい評価をもらうことが自信のベースのままだと永遠に本当の自信を手に入れることなどできません。

2:根拠のない自信を持つためには?科学的な自信のつけ方

脳科学者の茂木健一郎氏は、学生たちに次のように話しています。

「根拠のない自信を持て。それを裏付ける努力をせよ。自信に根拠は必要ない。できるかどうかわからない。それでもやるしかない。つまり、「根拠のない自信」とは、とにかく行動するという決意表明だ。」

根拠のない自信は、他者からどう評価されるかではなく、自分が積み上げた行動と経験に裏打ちされるということがよく分かる言葉ですね。

自信の付け方①:小さな成功体験を積み重ねる

根拠のない自信をもつためには、小さな成功体験を積み重ねることが有効的です。

どんな小さなことであっても「やると決めて、決めたことを行う」という行動を積み重ねていくことで、脳や心は「自分はできる」と思い込み、自信を持つことができるようになります。

また、この方法は脳科学や心理学でも効果的と言われており、小さな成功体験を繰り返すことで、「自分には無理、できない。」という不安と恐れを、「自分は決めたことは必ず達成できる!!」という確信や「自分は絶対に大丈夫」という自己を信頼する力を得ることができるようになります。

《初級》その日に行うことを決めて、行う

【小さな成功体験の例】

・30分ウォーキングすると決めて、散歩をする

・1時間読書すると決め、読書する

・その日頑張ったご褒美においしいケーキを食べに行く

《中級》毎週行うことを決めて、行う

・毎週1回、家族団欒の時間を持つ

・毎週1冊、小説を読むと決めて、読み切る

・毎週2回、ジムや習い事に通う

《上級》毎日行うことを決めて、行う

・毎朝ランニングすると決めて、毎朝6時に起きる

・毎日1時間英語の勉強すると決めて、毎日1時間勉強する

・毎日日記を書くと決めて、毎夜10時に日記を書く

※決めたことができない時があっても自分を責めないでください。大切なのは、できなかったその日ではなく、その日までコツコツと積み重ねた成功体験です。

自信の付け方②:必要な知識やスキルを身につける

根拠のない自信を身につけるためには、とにかく行動することが大切でした。

知識やスキルを身に着けることも、大切な行動の一つです。

どんな知識やスキルを身につけたいでしょうか。それらを身につけることでより高い成果、揺るぎない自信を身につけることができます。

資格試験の勉強、仕事で必要とされるスキルや知識、人間関係・パートナーシップに関すること、資産形成、健康面、趣味や娯楽など、今よりも自分を成長させてくれる新しい知識やスキルは何か、一度考えてみてください。

また身に着けた知識やスキルが活かせる場はどこかも合わせて考えてみてください。

知識とスキルを身に着け、それを活かすために行動を変えていく。小さな行動をコツコツと積み上げていくことで成果が着実に現れ、自信へと繋がっていきます。

自信の付け方③:理想の未来を思い描く

小さな成功体験を積み重ねることも、必要なスキルや知識を身に着けることも、全ては「本当になりたい自分になる」ためです。

自分にとって理想の未来や、なりたい姿はどのようなものでしょうか。是非イメージしてみてください。そうすることで脳が目標達成に向けて自動的に動き始めます。

これは高い結果を出す人に見られる共通した目標達成の秘訣です。

「思い描いた目標しか達成できない」、「目標を思い描くからそこに行ける」ということは脳科学や心理学で言われています。

これは一流の経営者やスポーツ選手にも共通した真理で、魅力的な未来を描くと、自信があるかどうかは関係なくなり、必要な行動に集中することができます。

なりたい自分になるための行動例

①魅力的な未来、なりたい姿を紙に書き出す
(学校、仕事、パートナーシップ、人間関係、お金、健康面、住居環境など)

②1日1回以上、達成している姿をイメージする

何度も頭の中でイメージし、小さな行動を積み重ねることで、イメージはより鮮明になっていきます。イメージは固定化させず、都度、書き換えていきましょう。

3 :自信は本当に必要なものなのか。

ここまでは、いかに自信を身に着けるかについてお話させていただきました。しかし、そもそも自信は理想の未来を達成する上で必要不可欠なのでしょうか?

どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50』の筆者であるリチャード・ニュージェント氏によると、一見すると、社会的な成功を手にして自信があるように見える人たちも、「自分には自信が足りない」と考えているとのことでした。

リチャード・ニュージェント氏は著書の中で、脳の構造上、人間が抱くほとんどの感情は、20秒〜2分の間くらいしか持続しないと説明しています。自信というのは、感情の「状態」のことを指し、「自信がある」という状態も、せいぜい2分以下しか持続しないとのことです。

つまり、自信とは、感情、気持ちであり、自分の心の中にあるものだと言えます。 

「自信がない」と思ってしまう状況に陥るのは、「自分は何もできない」「自分には価値がない」と思い込む、もしくは周囲からそう思われていると感じてしまうからです。

しかし、このような感情は、社会的に成功している人でさえ抱いてしまうものであり、自信がないと思い込んでしまう理由は「心の状態や考え方」が原因です。

自信研究の第一人者として有名なトマス・チャモロ・プロミュージック博士は、こう言い切ります。

「誰でも、一度はコカ・コーラを飲んだことがあるだろう。しかし、コーラは生物学的には飲む必要がない。『自信』の問題も、コーラと同じだ。世界中の多くの人たちは、本当は必要がないにも関わらず自信を欲しがっている。並外れた成功者たちが自信を持っているのは、彼らが並外れて有能だったからだ。本当に重要なのは、自信を持つことではない。高い能力を持つことだ」

またトマス・チャモロ=プリミュージック博士は続けて「私たちが思うほど、自信は必要ない。自信のなさこそ高い成果をもたらす動機になる」と述べています。自信とは「自分がいかに賢いと思うか」であり、能力がないのに自信だけあっても意味がないとのことでした。

自信を持てない自分を悲観するのではなく、自分に足りない部分を冷静に分析して、実力をつけていくほうが建設的です。実力をつけることによって、結果的に自信もついてきます。

4:まとめ

逆説的ではありますが、「自信がない」と認識することで、根拠なき自信を身に着けるために、自分の理想の未来、なりたい姿をイメージし、それに向けて知識やスキルを着実に身に着けていこうと意識することができます。

その目標に向かって小さなステップを着実に1つ1つ達成することで成功体験を積み重ね、真の自信を手に入れることできます。

結論として、自分の人生を最高に楽しむためには、「自信」があるかどうかは問題ではありません。

自分がどう生きたいか、何をしたいか、それを達成するためにどんな知識やスキルを身に着ける必要があるのか。大切なのは、意識して行動し続けるのみです。